第13回テーマ

匂い立つ危機感!
近代合理主義へ徹底抗戦!!

「我思う、故に我あり」から始まる「我」と「汝」を分離する近代合理主義のパラダイムは客観的に事象を分析することで合理性・妥当性を追及し科学と技術の進歩に重要な役割を果たしてきました。

しかし、その反面、個人主義を是とする近代合理主義のパラダイムは、地球環境を修復不可能なレベルにまで破壊し、自己主張の対立による争いを引き起こし国家が分裂する規模にまで発展しつつあります。

 

我々が受け容れた近代合理主義のパラダイムは間違いなく人類の発展に貢献してきました。しかし、目の前の問題と「我」を分離する近代合理主義のパラダイムでは、問題の抜本的な解決策は導き出すことができないため現実という周囲の環境に近代合理主義のパラダイムの限界が様々な形で顕在化してきております。

 

つまり、目の前に起きている私の問題(会社の問題)と世界でおきているそれぞれの問題もこの価値観を受け容れた故に共通で同次元の問題なのです。この重大なテーマを分離して思考する近代合理主義のパラダイムがもたらす危機的状況に我々は気づかなければなりません。ここに新しい脱近代のパラダイムへ次元を移すため、近代合理主義への徹底抗戦を宣言します!

 

我々が目指すべき価値観は本来の日本人が大切にしてきた価値観である「主観と客観を統合して思考」する「有機的パラダイム」です。

問題を引き起こした人間の人間性が悪いのではなく、その人間が受け容れたパラダイムに問題があるのです。つまり、パラダイム次第で国家、性別、年齢、文化等々異なることが対立の原因ではなく、価値にすることも可能なのです。

 

断崖絶壁に向かって走っている人に「おい!そっちに行ったら危険だぞ」と遠くから声をかけても、本人が自覚しない限り行動は変わりません。

本フォーラムは、闘うべき相手を知り、それを受け容れている自己の問題を特定することで、近代合理主義のパラダイムとの決着をつける闘いの第一歩を踏みだすきっかけの場にしたいと考えております。

日本的経営の創造と開放

 グローバル・経営者フォーラムin九州は「日本」と「世界」の関係性、「政治」と「経済」の関係性、「歴史」と「未来」の関係性、「文化」の重要性、等々、経営に直結する重要問題につき経営者の皆様と学び、そして、「実践の為に思考をする場」として2012年からスタートし、本年まで12回を重ねてまいりました。

 

 本フォーラムは、2011年3月11日の東日本大震災の映像を目の当たりにした時に構想がスタートしました。未曾有の震災を前に、自分自身の仕事を通じて、一体何が出来るのか?と向き合わざるを得ませんでした。果たしてボランティアなのか?寄付なのか?

資格・組織・仕事…、何も役に立たない…。

 私たちは一体、今、何を問われているのか?全国士業共同体(ASPO)の方々と議論した結果、するべきことは、まずもってこの悲惨な事実を決して忘れないこと。その為に、私たち士業が深く関わっている「経営者の皆様」と「共に学ぶ場」を創造し、これからのあるべき「日本の経営の在り方」を「共に研究し実践」すること。そして、そこから生じる収益金の全額寄付こそが、私たち士(さむらい)業のなすべき貢献ではないか。という結論に至りました。

 

 経営者の皆様と一緒に、日本的経営について何らかの気付き深める事で、経営者の価値観が変われば、そこで働く社員が変わる。社員が変わればその家族が変わる。家族が変われば日本が変わる。

 

その事を以て、日本国はもとより、人類全体への貢献へと繋がって行く事を固く信じ、本年は「匂い立つ危機感!近代合理主義へ徹底抗戦!!」をテーマとし、第13回グローバル・経営者フォーラムin九州を開催致します。

日本的経営研究会の会員ではない方の参加費用

一般:二日間(会場 or WEB) 関係者:二日間(会場 or WEB) 懇親会(グランドハイアット福岡)
132,000円(税込) 88,000円(税込) 8,800円(税込)

*会員様のご紹介で、日本的経営研究会にご入会(*会費は発生します)いただきますと、2024年フォーラム(今回)に無料(会員特典)でご参加頂けます。

SPEAKER

kusumoto

楠本 浩之
楠本アライアンス 代表/税理士
日本的経営研究会 顧問

従前の「申告税務」を「断捨離」(執着から離れること)し、経営に役立つ「経営税務」・「経営財務」へ、企業の「出口戦略」・「海外進出支援」を展開。税理士を含めた「士業」の本来の在り方、経営への携わり方を深く見つめなおし、自社が培ってきたノウハウを開放共有することで「士業革新」を成し、社会貢献を果たす活動を行っている。

参加者の声